ヤマトとKDDIの連携

新設の「KDDI東日本物流センター」は、auショップへの配送を中心とする、KDDIの中での物流を大幅に効率化するものです。スマートフォン、携帯電話、「au +1 Collection」などのアクセサリーについて、入荷から出荷までを一挙に担う拠点となるのです。複数メーカーからの商品の入荷や、ショップからの注文に応じたピックアップ、検品、梱包、出荷までの工程全体が、従来と比較して30%以上効率化するとしています。同センターの稼働によって、即日配送といった迅速化や、これまで複数拠点から発送されていた梱包形態がひとつにまとめられるといった、ショップ運営に大きく関わるメリットが挙げられています。これらはヤマトロジスティクスの最新設備の導入や、ヤマトの物流システムと一体となった運用、庫内作業をヤマトロジスティクスに委託するといったさまざまな協力体制で実現され、将来的には東名阪エリアで即日配送を可能にする仕組みを構築します。KDDIの既存の物流拠点は、関東では2015度末までに13カ所以下を目指すなど、大幅に縮小させる見込みです。また今後は「au WALLET Market」の商品を同センターで取り扱うことも検討されているとのことです。鮮度や温度の管理が必要な商品については、ヤマトの「厚木ゲートウェイ」をはじめとしたヤマトの拠点と連携することでカバーしていく方針となっています。

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