ディズニーが開発した「マジックベンチ」の実力

そのベンチに腰を下ろすと、向かい側に鏡のようなものがあるのに気づきます。そこに写っている自分を見てはねた髪を直そうとしていたら、小さな象が目の前をのんびり横切って歩いてくる。そして隣にやってきてドスンと座り、金色に輝く丸い球を差し出した─。これは決して夢ではないですし、ましてや幻覚を見ているわけでもありません。ディズニーで研究開発を担う部門、ディズニー・リサーチのつくった「マジックベンチ」に座っているだけなのです。この新しいプロジェクトは、複合現実(MR)の限界とされる要素のひとつを克服するものとして注目されています。MRとは、仮想現実(VR)と拡張現実(AR)を組み合わせた技術です。CGなどでつくった世界や空間を擬似的に体験するのがVR。それを現実世界に反映・拡張するのがARです。そして現実に反映させた仮想世界を、リアルタイムで違和感なく体験できる技術をMRと呼ぶのです。マジックベンチでは、不格好なヘッドセットのことなど忘れてしまって構いません。頭では理解しがたい素晴らしい経験をしたいなら、ただ座るだけでいいのです。
Galaxy Mobile Japan

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